Webサイトを作っていると、デザインや動きばかりに気を取られがちですが、
Googleに正しく評価されるHTML構造を理解していないと、検索結果で上位表示は難しくなります。
本記事では、初心者でもわかるSEOに強いHTMLの書き方を解説し、
Googleに評価されやすいタグや構造、コーディングの注意点まで徹底解説します。
SEOに強いHTMLとは?
SEOに強いHTMLとは、検索エンジンがコンテンツを正しく理解できる構造のことです。
ポイントは主に以下です:
- 見出しタグの正しい使い方
- セマンティックタグの活用
- リンク・画像の適切な設定
- 無駄なタグを減らす
見出しタグ(h1〜h6)の正しい使い方
h1は1ページ1つ
<h1>SEOに強いHTMLの書き方</h1>
- ページのテーマを示す最重要タグ
- h1は1ページにつき1つが推奨
- h2以下で章・節を整理する
見出しの階層を正しく使う
<h2>見出し2(章)</h2>
<p>本文テキスト...</p>
<h3>見出し3(節)</h3>
<p>本文テキスト...</p>
- h2 → h3 → h4 と階層を守ることで、Googleが内容を理解しやすくなる
- hタグは装飾ではなく構造用として使う
セマンティックタグの活用
基本のセマンティックタグ
タグ | 用途 | 例 |
---|---|---|
<header> | ページやセクションのヘッダー | ロゴやナビゲーション |
<main> | ページの主要コンテンツ | 記事本文 |
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実例
See the Pen Untitled by suguru (@suguru22) on CodePen.
<header>
<h1>SEOに強いHTMLの書き方</h1>
<nav>
<ul>
<li><a href="#intro">はじめに</a></li>
<li><a href="#headings">見出しの使い方</a></li>
</ul>
</nav>
</header>
<main>
<section id="intro">
<h2>はじめに</h2>
<p>WebサイトのHTML構造はSEOに直結します...</p>
</section>
<section id="headings">
<h2>見出しタグの使い方</h2>
<p>h1〜h6の階層を守ることが重要です...</p>
</section>
</main>
<aside>
<h2>関連記事</h2>
<ul>
<li><a href="/css-display-guide">CSS displayプロパティ解説</a></li>
</ul>
</aside>
<footer>
<p>© 2025 company Web</p>
</footer>
これにより、Googleがページ構造を理解しやすくなり、SEO評価も上がります。
リンクと画像のSEOポイント
内部リンクの書き方
- 内部リンクは関連性の高いページに貼る
- アンカーテキストは具体的に内容がわかるテキストにする
<p>詳しくは <a href="/css-display-guide">CSSのdisplayプロパティ完全解説</a> をご覧ください。</p>
画像のSEO対策
- alt属性は必須
- 画像内容を簡潔に説明する
<img src="example.jpg" alt="CSS displayプロパティの図解例">
無駄なタグや装飾を避ける
<b>
や<i>
よりも<strong>
や<em>
を使う- 構造と装飾を分ける
- inlineスタイルはなるべく避ける
<p><strong>重要:</strong>見出しタグは構造用に使用しましょう。</p>
CSSで文字装飾を行い、HTMLは意味を伝えるタグにするのが理想です。
よくあるSEOミスと改善方法
誤り | 改善方法 |
---|---|
h1が複数ある | h1は1ページ1つにする |
divばかりで意味が不明 | セマンティックタグを使う |
alt属性が空 | 画像の内容を簡潔に記述 |
アンカーテキストが「こちら」 | 内容を具体的に表すテキストに変更 |
インラインスタイルで装飾 | CSSに分離してHTMLは意味づけだけに |
まとめ:SEOに強いHTMLのポイント
項目 | ポイント |
---|---|
見出し | h1は1つ、階層を守る |
セマンティックタグ | header/main/section/article/aside/footerを適切に使用 |
リンク | 内部リンクは関連性の高いアンカーテキストで |
画像 | alt属性を必ず入れる |
無駄な装飾 | HTMLは意味付け、装飾はCSSで |